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会社員の副業にタクシードライバーが向いている理由

新型コロナウィルス感染が流行
会社員の副業にタクシードライバーが向いている理由 

新型コロナウィルス感染不安が広がる中、副業をはじめたい会社員が急増しています。

エンジャパンの調査(※)では会社員の41%が副業を希望。

合わせて、副業を許可する企業の割合も拡大し、副業がスタンダードな時代がやってこようとしています。

副業の選択職種はさまざまですが、「稼ぎやすさ」「空き時間の活用しやすさ」を重視するならタクシードライバーがおすすめ。

その理由を中心に解説します。

※エンジャパン「副業実態調査」2019年8月実施

1.まずは抑えておきたいタクシードライバーの基礎知識

はじめてタクシードライバーの副業を目指す人は、下記の基礎知識を抑えておくと面談や契約時にスムーズです。

基礎知識1:働き方は2種類ある

タクシードライバーには、正社員などの「通常勤務」、パート・アルバイトのことを指す「定時制」という2種類の働き方があります。

会社員が副業でドライバーをする場合は「定時制」になります。

基礎知識2:給与形態は3種類ある

タクシードライバーの給与形態としては、「固定給+歩合制」「歩合制」「日給制・時給制」の3つがあります。

定時制の副業ドライバーの場合は、「歩合制」や「日給制・時給制」が選択されるケースが多いようです。

ただし、給与形態は各社で違うため、問い合わせ時や面談時など、早い段階で確認するのが賢明です。

基礎知識3:第二種普通運転免許が必要

タクシードライバーになるには、乗客(旅客)輸送に供するための第二種免許が必要です。

ちなみに普通免許は第一種免許。

これを持っていても第二種免許は必須です。

また、「すでに第二種免許を持っている」という人はこれを活かさない手はないでしょう。

正社員ドライバーの場合は、入社後に第二種免許取得をサポートしてくれることも多いですが、副業(パート・アルバイト)の場合はケースバイケース。

自身で教習所に通って取得することも可能です。

2.会社員の副業にタクシードライバーが向いている3つの理由

理由1.副収入が確実に得られる

タクシードライバーと他の副業の「稼ぎやすさ」を比較してみましょう。

サラリーマンに人気の副収入(男性)のベスト3は次の通りですが、「確実に稼げる」という点ではいずれも大きな不安が残ります。

Q.あなたの副収入源を教えてください。
(複数回答可 副収入のある会社員400人)
1位:株式投資・FX 55.5%
2位:クラウドソーシング 21.5%
3位:フリマアプリ・ネットオークション 21.0 %
出所:株式会社 pring「会社員の副収入調査」

これらが確実に稼げない原因としては、1位の株式・FXは元本割れリスクがありますし、2位のクラウドソーシングは条件のよい案件が取り合いになります。

また、3位のオークション系は手持ちアイテムが尽きれば稼げなくなります。

これに対して、タクシードライバーは、稼働した分が確実に入ってきます。

「副業したけど働き損だった」ということがありません。

理由2.空き時間を最大限に活用できる

副業で「確実に稼ぐこと」を重視する場合、接客や軽作業などのアルバイトを選択する人も多いでしょう。

一般のアルバイトの副業と、タクシードライバーの副業の大きな違いは、働く側の都合を優先しやすい点です。

たとえば、接客業や軽作業の場合、「何曜日の、何時から何時の間に人が欲しい」といった具合に雇い主の要望に働く側が合わせなくてはなりません。

そして、合わせるのが難しい場合は稼げなくなってしまいます。

タクシードライバーの場合は、ある程度のシフトの目安はあるものの、働く側の空き時間を効率的に活用しやすい環境。

たとえば「毎週、土曜日の昼間だけ稼ぎたい」といった要望も聞いてもらいやすいです。

会社によっては短時間勤務OKのところもあります。

理由3.リストラのリスクを解消できる

人生100年時代を迎えて、高齢者になっても働き続けるのが当たり前になろうとしています。

人材会社ロバート・ウォルタ−ズ・ジャパンの調査では、会社員(ホワイトカラー正社員)の85%が「少なくとも65歳まで働く」と回答。

70歳まであるいは70歳以上まで働くと答えた人も約半数います。

最初は、副業として始めたタクシードライバーの仕事が、定年後に正社員への移行ということも可能となります。


出所:ロバート・ウォルタ−ズ「人生100年時代の働き方」

一方、中高年を対象にしたリストラの流れも加速していて、上場企業だけに限定しても年間1万人以上が早期・希望退職に追い込まれています。

高齢になっても働かなければならない。

それにも関わらず、リストラのリスクが高まっている。

そんな中、高齢になっても活躍できるタクシードライバーというスキルを会社員の人が身につけておくことは安心材料ではないでしょうか。

ちなみに、法人タクシードライバーの平均年齢は 60.4 歳(2015年調査)。

70代で活躍する人も多数います。

3.副業でタクシードライバーをしたときの収入例

当然ながら、会社員の人が副業でタクシードライバーをしたときの収入はケースバイケースです。

下記で紹介するのは、あくまでも一例です。

練馬交通の場合、定時制ドライバーは月16日以内の乗務になります。

仮に、日勤(7時間勤務)を選択して月16日以内のペースで乗務した場合、平均値として月収は144,000円、年収は1,728,000円のプラスを上限に可能となります。

4.はじめてのタクシードライバーのチェックポイント

ふだん会社員をしている自分が上手く接客ができるだろうか……。

安全にお客様をお送りすることが出来るのだろうか……。

このような不安を持っている人もいるかもしれませんが、接客に関してはマニュアルや研修が充実している会社を選べば未経験でもノウハウを習得できます。

その意味では、副業にはじめてタクシードライバーを選ぶ人は、待遇に加えて研修体制もチェックポイントになるでしょう。